〜興福寺(奈良)〜二日目の朝は興福寺・国宝館の見学、および境内でのスケッチから始まりました。
スケッチは一人ひとりが場所を選んで描きます。五重の塔と東金堂が見えています。すぐ近くの猿沢の池をスケッチ場所に選ぶ生徒もいます。興福寺の五重の塔は大きく、近づきすぎると描きにくいので、ちょうど良い距離を探し、スケッチを行いました。
〜薬師寺(奈良)〜
二日目の2番目の研修場所は、薬師寺です。晴天に恵まれ、桜も満開でした。
近年、再建された薬師寺西塔。朱の柱、緑の窓、白の壁、金色の相輪など、色鮮やかな色彩がとても印象的でした。
薬師寺の大講堂は復元建築としては最大級の物です。大講堂内で、僧侶の方より法話を聞きました。
こちらは東塔。六枚の屋根があるように見えますが、三重の塔です。創建当時より現存している建造物で、重要文化財に指定されています。西塔とは対照的な色彩ですが、歴史の重みや芸術品としての力強を感じさせるものでした。
薬師寺の駐車場付近で昼食をとり、東大寺に向けて出発です。
〜東大寺(奈良)〜
午後には3番目の研修場所である東大寺に到着しました。
南大門から入り、中門を越えると大仏殿(金堂)が現れます。
東大寺は大仏で知られる奈良時代の代表的な寺院で、この大仏殿は世界最大の木造建築物です。研修中はいくつか寺院建築を見てきましたが、東大寺の大仏殿の規模の大きさに感動しました。
大仏殿を支える柱のひとつに、大仏の鼻の穴と同じ大きさと言われる穴があります。厄除けなどの言い伝えもあり、数名の生徒がチャレンジしていました。
大仏殿の見学後は、境内にてスケッチ研修です。最良のスケッチポイントを求めて、二月堂・三月堂、あるいは逆方向の戒壇院付近にまで足を運ぶ生徒が多いです。スケッチは夕方17時まで行い、各自徒歩で宿舎に戻りました。
18時から夕食です。今日は朝から多くの研修場所を歩いて回ることが多く、体力的に少し疲れましたが、みんなしっかりごはんをいただき、明日の研修に備えました。
昨日と同様に、20時から研修会です。今日の研修先で描いたスケッチの講評を中心に学習しました。限られたスケッチの時間でしたが、すべての生徒が意欲的に頑張って描いていたようです。
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